- ココナラで依頼先を選ぶポイントを知りたい
- 取引中にトラブルが起きたらどうしよう
- ココナラの出品者がひどいって本当?
スキルマーケットとして有名なココナラですが、検索したらひどいという評判ばかり。どうしても不安になっています。
お金を払って依頼するため、トラブルを避けて金額以上に満足できる取引にしたいですよね。
近年はSNSアイコンやイラストの需要も高まり、CMでよく見るココナラでの依頼を考えている方もいるでしょう。
そこで、本記事では筆者が実際にココナラでイラスト依頼した経験をもとに実態や注意点を解説します。
取引の写真や完成品までお見せするので、ココナラで依頼すべきか判断する材料にしてください。

ココナラのイラストはひどくない!
ココナラでイラストを依頼しましたが、やり取りのスピードや丁寧さ、完成品のクオリティふくめて、全くひどくありません。満足しています。
まずは、完成品をご覧ください。

当サイトのキャラクターと線画のイラストを描いていただきました。内訳は以下のとおりです。
- キャラクター2種(商用利用権も購入):14,770円
- 線画:3,000円
特にサイトで利用予定のキャラクター2種は修正を重ねて制作していただきました。商用利用権をあわせると安いくらいの金額です。
次に、やり取りの様子をご覧ください。

下書きや着色といった段階ごとに都度連絡していただきました。修正回数や疑問点を提示していただいたことで、自身とイラストレーターさんのイメージを的確に共有できています。
依頼者と出品者の立場でありながら、ある程度フレンドリーにコミュニケーションを取れています。
線画のイラストでも同様にコミュニケーションできたため、トラブルもなく理想のイラストが完成しました。
上記のようによい出品者に依頼できれば、スムーズにコミュニケーションしつつイメージどおりの制作物を納品してもらえますよ。
ココナラがひどいといわれる理由

ネット上では、ココナラに対する悪評も散見します。そこで実際にSNSで口コミを調べたところ、以下の問題が見つかりました。
- 手数料が高い
- クレーマーがいる
- 制作物の質が低い
- 連絡が返ってこない
- 相場以下の価格設定で荒らされている
上記内容からも分かるように、出品者や依頼者に対する悪評が多く見受けられました。ココナラの運営やルールが悪いわけではないため、憶測で「ココナラ=ひどい」と決めつけないようにしてください。
以下に、ココナラの悪評について順番に紹介します。
1.手数料が高い
ココナラの販売手数料は、消費税込みで一律22%に設定されています。
ココナラ | 一律22% |
クラウドワークス | ・10万円以下:20% ・10万円~20万円:10% ・20万円以上:5% |
ランサーズ | ・10万円以下:20% ・10万円~20万円:10% ・20万円以上:5% |
クラウドソーシングでは、1度の依頼で10万円以上の売上があると手数料が安くなります。
しかし、イラストや動画、記事作成といった一般的な依頼は売上が10万円以下になるため、実質的な手数料は変わりません。
購入者にも20%の手数料がかかると勘違いされがちですが、出品者にのみかかる手数料なので安心してください。

ちなみに購入者の手数料は5.5%だよ!
2.クレーマーがいる
クレーマーは主に出品時に直面する問題で、ココナラがひどいとされる大きな原因となっています。
理不尽な理由で難癖をつけられるだけでなく星1評価を残していくこともあるため、クレーマーに当たった方がココナラに悪い印象を持つのは当然でしょう。
特に出品者は取引相手を選べないため、有効なクレーマー対策がありません。万が一クレーマーに当たってしまった場合は、仕方ないと割り切って静かにブロックしましょう。
3.連絡が返ってこない
出品者、購入者ともに突然連絡が返ってこなくなるというリスクもあります。
購入者として支払いを済ませたあとに連絡が途絶えると不安になりますし、今後利用したくないと感じてしまいますよね。
もし連絡が取れなくなった場合は、キャンセル対象に該当するかチェックしましょう。キャンセル手続きの詳細は記事内で紹介しているので参考にしてください。
4.相場以下の価格設定で荒らされている
ココナラの利用ユーザー増加とともに、相場以下の価格設定をしている出品が増えています。
価格が下がることは購入者にとってメリットが大きいと思われがちですが、必ずしもよいことばかりではありません。
下記の内容にもつながりますが、安い出品には安い理由があるということを理解していないと低品質な成果に悩まされてしまいます。
参入者が増えると値下げ競争が起こりやすい傾向にあるため、ココナラで出品や依頼をする際は値段に気を配るようにしましょう。
5.納品された成果物の質が低い
納品された成果物に対する不満も、印象を下げる大きな要因となっています。特に不満が多かったのは、以下のような専門的なスキルが必須ではないジャンルです。
- 記事作成
- 文字起こし
- 動画編集
- コーディング
- 情報商材
不満が多いジャンルの特徴として、途中経過を共有されない点があげられます。
たとえば、イラスト制作の依頼では下書きの時点で一度確認できるため、イメージと違う場合はその時点で修正をお願いできます。
しかし、上記のジャンルは納品されるまで成果物を確認できないため、完成後のイメージができません。
「相場以下の出品が多い」ことにもつながりますが、安すぎる出品者は成果物のクオリティが低い可能性が高いので注意しましょう。
ココナラのよくあるトラブルと対処法


ココナラを利用する際に、万が一トラブルが発生してしまった場合の対処法を解説します。
出品者によってはトラブルに発展するケースもありますが、起こってからでは冷静な判断ができません。依頼前に主要なトラブルと対処法ついて理解しておきましょう。
相手から返信がない
最も多いトラブルは相手から返信がないことです。特に、代金を支払った後に連絡が取れなくなると不安になってしまいます。
連絡が遅い出品者もいますが、見落としや何らかの問題が起きている可能性もあるので、まずは催促の連絡を送って様子をみましょう。
ココナラでは、一部の場合を除いて依頼者からのキャンセルはできませんが、以下2つの条件をどちらも満たす場合は依頼者からキャンセル申請できます。
- トークルームで出品者からの連絡が4日以上途絶えた場合
- 購入者が最終メッセージ送信者である場合
上記の条件を満たすと、該当のトークルームに「キャンセルをリクエスト」が表示されます。
キャンセルリクエストを送信後、24時間以内に出品者からの返信がなければキャンセル成立です。



悪質な出品者だったとしても制度を利用して焦らずに対応しよう!
キャンセルと返金
すでに紹介しましたが、ココナラでは原則購入後のキャンセルはできません。
やむを得ない理由でキャンセルする際は、以下の手順で手続きを進めてください。
- キャンセルしたい旨を出品者に連絡
- 出品者からキャンセルリクエストを送信
- キャンセルリクエストを承認
- 返金手続き
キャンセルが承認された場合は、サービス手数料込みで代金が返金されます。返金には最大で1ヶ月~2ヶ月かかるので覚えておきましょう。
購入手数料
ココナラで依頼する際は、1回の購入につき5.5%のサービス手数料がかかります。
サービス手数料は依頼の代金とは別に支払わなくてはいけないため、実際に支払う金額が表示金額より高くなる点がトラブルの原因です。
手数料は依頼側が注意すべきことなので、依頼を確定する前に手数料を含めた金額を計算しておきましょう。
有料オプションの追加購入にも手数料がかかるので支払いはできるだけ一度にまとめましょう。
ココナラ依頼を失敗しない3つのポイント


ココナラに限らず、ネット上で依頼する際は出品者選びがもっとも大切です。
出品者によって成果物やコミュニケーションの満足度が変わるため、なるべく失敗しないための選び方を事前に知っておきたいですよね。
ここでは、ココナラで依頼する際にチェックしておきたい項目について紹介します。
出品者ランクを参考にする
ココナラでは、優良出品者を見つけやすくするためのランクが設けられています。
- レギュラーランク
- ブロンズランク
- シルバーランク
- ゴールドランク
- プラチナランク
直近3ヶ月の実績や累計評価をもとにランク決めされており、ランクが高いほど優良出品者である確率が高くなります。



PRO認定ラベルからも優良出品者を探せるよ!
PRO認定ラベルとは、その名のとおり特定分野のプロである証明であり、獲得するにはココナラ独自の審査を通過しなくてはいけません。
ランクバッジとPRO認定ラベルは出品やプロフィールに表示されているため、優良出品者を選ぶ際の指標として活用してください。
メッセージでやり取りの様子を見る
ココナラで依頼する際は、購入前にメッセージから質問するのがおすすめです。
メッセージのやり取りでは以下の3点をチェックしてください。
- 返信スピード
- 回答の丁寧さ
- 言葉づかい
購入後に態度が変わるケースもありますが、事前の対応に違和感を覚えた出品者は避けられます。
どれほど評価がよくても、自分と相性が悪い出品者では円滑なコミュニケーションができません。
特に、1からオーダーメイドする場合はお互いの意思疎通が大切なので、実際に購入する際は事前にやり取りしてから出品者を選ぶようにしましょう。
安すぎる出品を避ける
実務や相場に対して値段が安すぎる出品は避けるようにしましょう。
何度も紹介していますが、ココナラの出品者が増えたことで値下げ競争が起こり、値段相場を遥かに下回る出品が目につくようになりました。
しかし、特定分野のプロや現場で働いている方は、相場以下つまり自分の価値を下げるような値段では出品しません。
安すぎる出品にはそれなりの理由があります。たとえ説明欄やポートフォリオが充実していたとしても、値段相応の仕事しかしてもらえないことを理解しておきましょう。


ココナラの依頼方法5ステップ


登録から購入、納品までの流れを5ステップで解説します。
- アカウント登録
- サービスを検索
- サービスを購入
- 出品者とのやり取り
- 納品・評価入力
形がある制作物の依頼では、メッセージや見積もりで出品者とイメージを擦り合わせることが大切です。
ここではイラスト依頼を例に具体的な手順を紹介します。
ステップ1.アカウント登録
ココナラ公式サイトにアクセスして、無料のアカウント登録を済ませましょう。
記事内ではPCの画面で解説していますが、ココナラのアプリからも同様の手順で登録できます。具体的な登録手順は以下のとおりです。


ホーム画面から「会員登録」をタップします。すでにアカウントを持っている方はログインしてください。


ログイン画面が表示されるのでメールアドレスを入力します。
メールアドレスのほかに、GoogleやTwitterのアカウントでもログインできるので好きな方法で登録してください。


ユーザー名や性別といった必要項目を入力して登録ボタンを押します。入力した個人情報は信用保持のためだけに利用されるので安心してください。



依頼する側とはいえお金が動く取引だから少し詳しい情報必要なんだよ!


必要な情報を入力すると、仮登録が完了し本登録用のメールが送信されます。
届いたメールに添付されているURLをタップすると登録が完了し、ココナラのトップ画面に切り替わります。
ステップ2.サービスを検索


ホーム画面の「サービスを探す」もしくは検索窓から依頼内容に応じたジャンルを選択します。
試しに「sns アイコン」で検索してみたところ、2,160件の出品がヒットしました。
上記画像にもあるように、ココナラの出品者には以下2種類のランクが設けられています。
- 出品者ランク
- PRO認定
ランクが付与されている方は実績があり信頼できる出品者です。依頼先を選ぶ際の参考にしてください。
ステップ3.サービスを購入


依頼したいサービスを見つけたら購入手続きを進めていきます。
すでに紹介していますが、イラストや動画、VTuberモデルといった制作物を依頼する際は、購入前に必ず見積もりするようにしましょう。
見積もり専用フォームと質問用のメッセージ機能のどちらから連絡しても構いません。ただし、いきなり購入するとトラブルの元となるので注意してください。
支払情報を入力して決済を完了すると「依頼した」ということになり、出品者が仕事を開始します。
ステップ4.出品者とのやり取り


購入手続きが完了すると自動で専用チャットが作成されます。出品者とやり取りできるので、イメージを擦りあわせながら制作を進めてもらいましょう。
下書きや制作中の段階でメッセージが来ることもあるので、通知に気付けるようにアプリをダウンロードしておくのがおすすめです。
筆者のやり取りの一部を添付しておくので、やり取りのイメージを掴みたい方は参考にしてください。
ステップ5.納品・評価入力


制作物が完成し納品に同意すると、出品者から最終確認のメッセージが送られてきます。
最終確認を済ませて出品者からの「正式な納品」が送られてくると取引終了となり、トークルームがクローズされます。
クローズ後は修正やメッセージのやり取りができなくなるので注意してください。
まとめ:ココナラで依頼を失敗しないためには事前準備が必要
本記事では、ココナラがひどいといわれている原因とともに、筆者の経験をもとにした依頼時の注意点をくわしく解説しました。
ココナラがひどいといわれている最も大きな原因は、悪質なユーザーが多いことです。
実際に、記事作成に当たりSNSから口コミを探したところ、運営に関する悪評はほとんど見当たりませんでした。



ココナラの悪評は出品者や購入者の問題が多かったね。



だからこそ失敗しないポイントを知っておけば回避できるトラブルもあるよね!
記事内では、イラスト依頼した経験から依頼先の選び方について事前に知っておきたい内容を紹介しています。
実際のやり取りも添付しているので、ココナラでの依頼を考えている方はぜひ参考にしてください。


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